メンタル不調防止策の立案方法

前回は、メンタルヘルス対策の全体像を解説しましたので、
今回は、今現在、元気で働いている人が
メンタル不調に陥ることのないよう、
重症化して休職したりするようなことのないよう、
予防する方法について。

社内で、何をやっていこうか、と話し合うときに
便利なのが、厚労省が提唱する4つのケアを横軸に、
3つの予防(1次予防、2次予防、3次予防)を縦軸にして
表を作ります。

その表に、できるだけ多くのアイデアを書き込み、
優先順位を付けて実行する、というものです。

4つのケアとは、
・セルフケア
・ラインケア
・産業医、保健師などによるケア
・外部の専門家によるケア

3つの予防とは
・1次予防・・・不調にならないための施策
・2次予防・・・不調に気づき、適切な行動を取り重症化を防ぐ
・3次予防・・・再発の予防

衛生委員会や、人事労務の担当者が集まって、
みんなでアイデアを出しながら、表を埋めてみてください。
最初はブレーンストーミングの手法で。
そこから絞り込みます。

そして、どこから手を付けるか考え、
時間、予算を割り振っていきます。

それができたら、年間カレンダーに
実施項目を書き込んで、粛々とやる。
それだけです。

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