私は、メンタルヘルスケアのコンサルタントなのに、
どうして体の健康の話が多いのか？と感じることがありませんか？
労働安全衛生法を読むと、書いてあるのは体の健康のことばかりで
メンタルヘルスなんて、文字も出てきません。
（ガイドラインや指針・通達は、割とたくさんありますが）
企業経営の中で大切なのは、やはり法律を守ること。
法律さえ守ってれば、何してもいいのか、
というと、それはまた別ですが、
最低でも、法律に書いてあることは満たしてほしいものです。
では、従業員の健康管理に関する法律で最重要課題とは？
下記の3つです。
私は、これを法定3点セット、と呼んでいます。
１．産業医パック
２．健康診断
３．過重労働者対応
１は、産業医＋衛生委員会＋衛生管理者のパッケージ。（50名以上の事業場）
２は、100%受診＋ドクターによる就労判定＋人事的措置の全てを満たして、合格！
３は、法律の100時間を待たず、独自ルールで先手を打っているか、ここがポイント！
いかがでしょうか？
まずは、この3点を完ぺきにするところから始めましょう。
この全てが整ってから、メンタルヘルスケアを考えても遅くはありません。
逆に言えば、法定3点セットも満たせていないのに、
メンタルヘルスケアを語るのは、順番が逆なのでは？？と思うような企業も
少なくないと感じています。
