不調者が休職に入る時、
御社では、どのような手順を踏んでいるでしょう。
私は、かねがね「復職の成功は、休職のさせ方にあり!」
と申しておりますが、
それは上手な休職面談を行うことを指しているのです。
まず、登場人物ですが、
会社側・・・上司、人事担当者、産業医
本人側・・・本人、配偶者や親などの家族
上司と、人事担当者はわかりますが、産業医がいる意義は?
本人もご家族も、これからのことが心配で
後ろ向きな気分になっていることが多いので、
医師の立場から、色々お話していただき、
少しでも安心感を与える、という効果があります。
また、休職中も、会社は目を離さない、というメッセージにもなります。
次に、家族(配偶者、親など)に同席してもらう意義ですが、
彼らはメンタルヘルス研修など受けたことなどなく、
夫(または妻、息子、娘など)の病気と休職に、
大変ショックや戸惑いを感じているはずです。
その家族に対して、産業医が休職中の注意など話すのは、
非常に安心感を与え、会社への信頼にもつながります。
それは後々のトラブル回避に、つながるのです。
休職時の面談は、丁寧過ぎるくらいでちょうどいい、と心得て、
全てのメンバーを集めるコーディネイターとして、
人事は積極的に働きかけましょう。
それから!
休職面談で本人に手渡す、「休職の手引き」(※)を忘れずに!
※弊社のオリジナルコンテンツですが、
コンサルティングの現場で、大変喜ばれているものです。
次回は、これについて書きますね。