管理職が行う1次予防とは

前回のメルマガで、
1次予防、2次予防、3次予防の解説をしましたね。

1次予防とは、現在健康でいる人が
病気にならないようにするためのこと

では、管理職が担うべき1次予防とは
どういったことでしょうか。

管理職が行うメンタルヘルスケアを
ラインケアと呼ぶことは、ご存じの方が多いでしょう。

このラインケアも、1次予防、2次予防、3次予防に
分かれるのです。

さて、ラインケアの1次予防。

これはまず、職場環境の整備が第一に挙げられます。

職場環境が悪化すれば、
心身の体調を崩す社員も現れ、
チーム全体の生産性が下がることは、
なんとなく想像できると思います。

では、職場環境とは何か。

これは大きく3つに分けて考えます。

1.仕事の量

2.就労環境

3.人間関係

さらに1つずつ詳しく見ていきます。

仕事の量は、割と簡単に理解できるでしょう。
余りに多すぎると、過重労働を招いてしまいます。
1人に、仕事が偏っていないかどうか、監督して下さい。
そして、偏っていれば調整するのが管理職の仕事です。

就労環境とは、下記のような要素を言います。
出張が多い
深夜勤務が多い
暑いところ、寒いところなどで長時間働くことが多い
高度な技術や知識が必要とされ、常に緊張を強いられる

人間関係とは
ハラスメントの有無、
風通しの良し悪し、
コミュニケーションの良し悪し、などが監督ポイントです。
管理職は、率先してコミュニケーション活性化のお手本となり、
ハラスメントなどには、目を光らせていなければなりません。

いかがでしょうか。
ここまでが、管理職のすべき1次予防の内容です。

次回は、2次予防について、詳しく見ていきますね。
お楽しみに!

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