読者のみなさん、こんにちは!
さて、新聞記事からですが、
厚労省の政策審議会の報告書で、
障害者雇用に関する差別の禁止が、
より強い論調で記されたようです。
全般的な項目としては、義務化に伴い、
企業側の合理的配慮も義務化の方向としています。
合理的配慮とは、
1.施設・設備の整備
2.人的支援
3.現場のマネジメントにおける配慮
の3点が挙がっています。
障害者が、上記の配慮について相談したことによる
不利益扱いも禁止し、
労働者と企業の間に紛争が起きた場合の
解決手続きに関する規程も設けるなど、
細かい内容が並んでいます。
また、精神障害者に関しても例外ではなく、
段階的に、雇用を義務付ける方針とのこと。
もちろん、企業の受け入れ態勢を考慮して、
(十分かどうか不明ですが)準備期間も用意し、
さまざまな啓発活動を行っていく模様。
2月中には最終報告書がまとめられ、
障害者雇用促進法の改正案として
国会に上程される予定。
(労働新聞 2月4日付より)
いかがでしょうか。
みなさんの会社では、
すでに何名かの障害者の方に
働いてもらっているかもしれませんね。
障害者雇用に関しては、
企業側も努力しているはずですが、
本人が3日で来なくなってしまった・・・
体調不良などで、勤怠が安定しない・・・
いじめられている、と親がクレームをつけてきた・・・
など、現場では様々な苦労があるようです。
障害者専門の人材紹介会社なども
あるようですが、頭の痛い問題ですね。
障害者には、大きく分けて
身体、知的、精神の3種類ありますが、
精神障害の方で、薬やカウンセリングを利用して
症状をコントロールしながら
会社勤めを続けている方も少なくありません。
そういった成功事例を、企業間で共有できる場が少ない、
というもの、問題のように思えます。
■ 新入社員向けに、メンタルヘルス研修を行いましょう
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みなさんの会社では、
新しく入ってくる社員向けに
メンタルヘルス研修を行っていますか?
名称はともあれ、精神衛生について
何らかの知識を与えてあげたいものです。
学生社会から、会社というところに入るわけですから、
健康な人にとっても、それはそれは大きな環境変化です。
人間は、だれでもそうですが、環境の変化には弱いものです。
特に日本人は、真面目な気質の人が多く、
楽しい、やりがいがある、と感じていても、
心が、それについていかない場合があります。
また、知らず知らずのうちに頑張りすぎてしまい、
心の解放の仕方を知らないと、
疲れを溜めこんで、後れを取ってしまう可能性があります。
新卒の場合、それが顕著に表れてくるのが、
6~7月ごろと言われ、
夏休み前の悪夢、とネーミングする人事の方もいます。
夏休みが明けたら、新卒が3人居なくなっていた・・・
なんていうことにならないように!
ほんの少しでも、メンタルの知識を与えてあげましょう。
大学では、セルフケア研修などは
ほとんどありません。
不調にならないためには、どうすればいいのか?
不調を感じた場合、どうすればいいのか?
せっかくご縁があって、入社してくれた若者たちに、
最低限の知識を与えてあげるのは、
企業の安全配慮義務です。
カリキュラムは下記の通り。
時間は、60分~90分で十分です。
~ストレスについて~
・良いストレス、悪いストレス
・ストレスと病気の関係
・メンタル不調を起こしやすい人とは
・あなたは大丈夫?自己チェックしてみよう
~普段の生活で気をつけること(予防策)~
・良く食べてよく眠れ!脳に良い影響を与える栄養素と快適な眠りが健康な心を作る
・ストレスを受けた時のとらえ方(ストレスコーピング)→少し個人ワークあり
・上手なコミュニケーションでストレスを減らそう(アサーション)→少しグループワークあり
・リラックス法の色々→時間あればやってみる
・普段から困ったときの相談相手を持とう
・チームワークとメンタルヘルス
・常に自分の体や心の声を聞こう(頭VS心と体の話)
~万が一不調に気付いたら(対応策)~
・わが社の相談体制(産業医/EAPの紹介)
・休職、復職制度について
~会社からのメッセージ~
~質疑応答~