前回は、休職期間満了で解雇、ということのリスクを書きました。今回は、ではどうしたらいいのか、についてです。
期間満了目前、ということですから、
出来ることは、そう多くありません。
出来ることは、そう多くありません。
ですから、「いま、そういう人がいるんだけど・・・」という方には、
あまり参考にならない可能性もあるかもしれません。
では、答え。
(このメルマガを、ずっと前からお読みになっている方や、
すでに当社のコンサルティングを受けている方は、
もう答えがわかっていると思いますが)
不調者と会社の間のやり取りなどに関して、
すべて記録を取っておく、というのが大切です。
人によっては、まったくメールに返信しない、
電話にも出ない、という行動に出る場合もあります。
その場合は、配達記録郵便で連絡を取り、
会社からの連絡を怠っていなかった証拠を残しましょう。
また、労災認定されれば(可能性でも、ですが)
解雇は無効となりますので、
その可能性が無いかどうか、調査すること。
タイムカードに表れていない長時間労働が無かったかどうか、
代休を取っていない休日出勤が多くないかどうか、
職場の人間関係が、著しく悪化していなかったかどうか、
取引先との間にトラブルなどなかったかどうか・・・
これらは、不調者の上長や、場合によっては周囲の同僚にも
聞いてみていいと思います。
なぜなら、その不調者の人生を左右する(解雇ともなれば・・・)
事なのですから。
あと1か月!というぎりぎりの不調者を抱えている人事の方も
居られるかもしれませんが、今からでも遅くありません。
会社の規則、その方に残された選択肢、等々を
丁寧に書いて、必ず本人の手に渡るよう、工夫してみて下さい。