管理職向けのメンタルヘルス研修では
何を教えればいいのか!
ということで前回終わったと思いますが、
その答えは・・・
不調者取り扱いのルールです。
相談の受け方や、話の聞き方ではなく。。。
シンプルに、ルールです。
どんなルール?
それは、フローチャートにできるようなもの、
だれが見ても、だれがやっても、
似たような結果が出せるもの、つまり標準化です。
不調者対応は、突発的な業務ではなく、定型業務。
得意な人しかできない業務ではなく、
管理職の義務として、できて当然の業務。
こういう考えに基づいて、フローを作ります。
ですから、非常に機械的であります。
メンタルヘルス対策というと、
感情的で、情緒的で、デリケートな問題、として
扱う人や人事部が多いのですが、さにあらず。
なるべくマニュアル化してください。
そして、それを管理職に教えるだけです。
うつ病は、糖尿病と同じくらいいるという。
であれば、がんや胃潰瘍と同じで、だれがなってもおかしくない。
であれば、発生をゼロにするより、
早期発見→早期治療→早期復帰のサイクルを、
会社のみんなで練習しましょう、
というのが、私の考えです。
そのサイクルづくりのためには、
みんなが、一定の(深くなくていいから)知識を持ち、
早期休職はいいことだ、という共通認識を持ち、
復帰も職場のみんなの支援で進める、というのが
理想じゃないでしょうか。
こういうことを根底に据えて、
管理職に研修をしなくてはダメです。
通り一遍のことを、外部の講師にしゃべらせても
お金と時間の無駄です。