管理職向け研修、それでいいの?(2)

管理職向けのメンタルヘルス研修では
何を教えればいいのか!

ということで前回終わったと思いますが、
その答えは・・・

不調者取り扱いのルールです。

相談の受け方や、話の聞き方ではなく。。。

シンプルに、ルールです。

どんなルール?

それは、フローチャートにできるようなもの、
だれが見ても、だれがやっても、
似たような結果が出せるもの、つまり標準化です。

不調者対応は、突発的な業務ではなく、定型業務。
得意な人しかできない業務ではなく、
管理職の義務として、できて当然の業務。

こういう考えに基づいて、フローを作ります。

ですから、非常に機械的であります。

メンタルヘルス対策というと、
感情的で、情緒的で、デリケートな問題、として
扱う人や人事部が多いのですが、さにあらず。

なるべくマニュアル化してください。

そして、それを管理職に教えるだけです。

うつ病は、糖尿病と同じくらいいるという。

であれば、がんや胃潰瘍と同じで、だれがなってもおかしくない。

であれば、発生をゼロにするより、
早期発見→早期治療→早期復帰のサイクルを、
会社のみんなで練習しましょう、
というのが、私の考えです。

そのサイクルづくりのためには、
みんなが、一定の(深くなくていいから)知識を持ち、
早期休職はいいことだ、という共通認識を持ち、
復帰も職場のみんなの支援で進める、というのが
理想じゃないでしょうか。

こういうことを根底に据えて、
管理職に研修をしなくてはダメです。

通り一遍のことを、外部の講師にしゃべらせても
お金と時間の無駄です。

コラム

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