その産業医ですが、一番大切な仕事が何か、
ちゃんと理解していますか?
毎月1回訪問してもらい、
残業の多い人の面談だけしてもらって満足していませんか?
いまさら、ですが、ちょっと復習。
産業医の、一番大切な仕事とは・・・?
それは、従業員一人ひとりの就業判定です。
タイミングとしては、毎年の健康診断の後です。
ここ数年、厚労省も国民の有所見率の増加を憂慮し、
企業での健康診断の事後措置をきちんとやるように、
何度かお達しがありました。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r985200000055uh-att/2r985200000055w8.pdf
これを実現するには、なんといっても、健康診断の事後措置を
やるしかありません。
では、事後措置とは何か?
皆さんの会社では、健診機関から戻ってきた健診結果票に基づいて
1人1人の従業員のリスク判定を行っているでしょうか?
リスク判定の分別は下記の3種類です。
1.このまま働いてよい
2.労働の内容を考量して、働かせる
3.就労してはいけない
健診の結果票を見て、1,2,3いずれかに分別するのです。
え、誰が判定するの、ですって?
産業医ですよ!
健診機関のお医者様は、診断しただけです。
それに基づく医師の判定、というのが義務付けられておりますが、
その『医師』とは、産業医のことです。
健康診断の個人結果票の右下あたりに、
医師の判定という欄がありますが、そこが空欄になっている企業も
少なくありません。
万が一、過労やうつ病で倒れる社員がいた場合、
いの一番に、労基署はそこを確認します。
下記のチェックリストで、健診の事後措置ができているかどうか
調べてみて下さい。
↓
http://www.kyokenkyo.or.jp/d1/bunsyo07/bunsyo0100/20100521/teikikenkoushindan.pdf
そして、あれれ???という結果だった場合、
すぐにご連絡下さい。
とてもよいソリューションがあります。