ハラスメント防止は、下記の4つであることは前回述べました。
1.ハラスメントに関わる規程やルールを整備する
2.社内調査を行う
3.相談窓口を設置する
4.研修を行う
前回から4回にわたって、一つ一つ解説しております。
必要な方は、こちらのバックナンバーで復習して下さいね。
↓
http://www.planet-consulting.jp/news/hp0001/list.php?No=2
本日は、ハラスメントに関して、まとめを書いてみたいと思います。
ここ数回、連続してハラスメントのことを書いたせいか、
お陰さまで、研修のお申し込みなどが数件ありました。
それから、ものすごいリアルな相談とか来てしまいました・・・・。
どちらの企業も、問題を認識はしていても、
さあ、何から始めようか!というところで、
ちょっと止まっているかもしれません。
研修は、最初に思いつきますが、
ルール作り、相談窓口作りの次ですよ!
(しつこいですが)
図書館で、ハラスメント関連の本を15冊くらい読みました。
やはり、「パワハラ」という言葉を作りだした、
クオレ・シーキューブの岡田社長の本が、
とてもよかったです。
彼女の言葉で印象的なのがありましたので、
引用します。
「職権というのは、
業務を遂行するために与えられている権限であって、
決して、人間そのものに与えられた権利とは違う」
前後を紹介していないので、
ピンとこない人もいるかもしれませんが、
社長とか、部長とか、課長とか、
管理職になると、
自分そのものが偉い人間になったような気になるのは、
間違いですよ、と彼女は説いています。
勘違いの典型例として、
「オレの酒が飲めねえってのか!」というのが
「業者なんて、オレが言えば、どうにでもなる」
などが挙げられておりましたが、
大変腑に落ちますね。
研修の時、私も、
「あなたがパワーを持っている、ということをどのくらい意識していますか?」
と聞きますが、
管理職、というだけでパワーなんですよ。
怒鳴ったり、殴ったり、いじめたりしなくても、
すでに管理職は、あるパワーを持ってしまっているのです。
そのパワーと共に、色々な発言や態度を、部下は味わうわけです。
そこを、お忘れなく、と言いたいですね。
ご感想、ご意見、ぜひ待っています!
次回のメルマガで紹介します。
みんなで、この問題を考えていきたいです。