管理職が行う2次予防とは(その1)

前回は、管理職が行う1次予防について解説しました。

(1次予防、2次予防、3次予防については、こちら

さて、本日は2次予防についてです。

2次予防とは、異変や不調に早期に気づき、
すぐに適切な相談窓口や医療にかかることにより
重症化を防ぐ、ということを指します。

では、管理職が担うべき2次予防とは
具体的には、どういうことでしょうか。
(ラインケアによるの二次予防)

これには2つあり、

1.早期に、部下の異変や不調に気付く
2.話を聞き、無理なく専門家につなぐ

ということです。

まず、1ですが、部下の普段の様子を知らなくては
変化に気づけません。

メンタル不調による、主な変化は下記のとおりです。

・遅刻や欠勤が増える
・口数が減る
・ミスが増える
・仕事の能率が下がる
・泣き言を言う
・体調不良を訴える
・食欲が落ちて体重が減る
・急に泣き出したり、怒り出したりする
・イライラしている

等です。他にもありますが、主なものを挙げました。
管理職には、普段から部下の顔色や体調に
気を付けるように教育します。

その上で、上記のような変化が出たら、声を掛けて
話を聞くようにします。

「頑張れ!」とか「景気づけに一杯やろう!」というのはやめて、
ひたすら話を聞くことに徹します。

その上で原因を一つでも聞き出すことが出来たら、
次は適切なアドバイスです。

アドバイスの仕方に関しては、また次回。

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