ストレスチェックの結果活用方法

前回は、メンタルチェックテストを行う前の
社内告知について書きました。

今回は、結果の活用方法についてです。

まずは、個人結果の活用方法。
これは、定期健康診断と同じ要領で、
産業医にすべての結果を見てもらうのがいいでしょう。

その時のポイントは、
健康診断の結果や、過重労働の記録とクロス集計することです。
テスト結果のみで判断するより、
普段のその人の健康状態や労働状況を加味して、
アプローチすることのが実効的なのです。

メンタルチェックテストの結果が
もろにハイリスクゾーンの人は当然として、
体調不良の人や、過重労働者で
メンタル状況がややダウン、というひとまで
範囲を広げて、医師面接につなげましょう。
メンタル調査の結果だけ見ていると、
グレーゾーン社員を見通します。

次に組織分析の活用方法ですが、
組織のどこに、どんな問題が潜んでいるのか、
全てとは言いませんが、ある程度分かります。

評価に不満を持っている人が多い、
上下、左右の人間関係に不安を抱えている人が多い、
仕事にやりがいを見いだせない人が多い、
へとへとに疲れるまで働いている人が多い、など

企業側では、なんとなく想像していたことが
現実の数字として、突きつけられます。

各課題が浮き彫りになれば、あとは改善計画です。
教育研修がいいのか、制度変更がいいのか、
組織風土改革がいいのか、真剣に協議してください。

これからのメンタルヘルスケアは、
チェックテストを基準に考えてもいいと思っています。

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