暴言・妄言社員の休ませ方

奇声を上げる、
上司にけんかを売る、
同僚に暴言を吐く、
急に泣き出す、
手首を切るマネをする(刃物を出す)、

など、とても会社の中にいてもらっては困る人が、
出現した場合、あなたは、人事・労務担当として、どう対処しますか。

管理職から相談、というか通報があったら、すぐ行動できますか。

傷害事件に発展しそうな場合は、
躊躇することなく警察を呼ぶべきですが、
実際に、けが人が出そうもない場合、
警察も消防も相手にしてくれないことが、ほとんどです。

暴言、妄言の場合は、精神疾患が
大いに疑われるわけですが、
そんな場合に備えて、就業規則が作られている企業は、
そう多くありません。

対策としては、
行動の記録と、指導・注意の記録を積み重ねることです。
(口頭ではダメ)

指導しても、注意しても、全く聞かない場合がありますが、
それでも、こちらが行動した証跡を残します。

また、別の視点では、
内科的な不調や疾患が見られないかどうか、
注意深く観察してください。

メンタル不調者や、ローパフォーマーは、
内科的疾患を持っていることが多い、というのは
産業医にとっては、常識です。

体調不良も併発しているようであれば、
産業医面談に持ち込むことができます。

おかしいな、と思ったら、産業医面談を強制できるような
ルール作りも大切です。

そこで、休職の必要性を助言してもらうことができれば、
懲戒でなく、休職という形で、
しばらく自宅に居てもらうことも可能です。

やや付け焼刃ですが、ご参考に。

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