普段、お話を伺っていると、
健康管理、メンタルヘルス対策などの
ルール作りに苦心している企業が多くみられます。
しかし、私はこう言いたい。
「ルール作りは、頑張らないで!」
たとえ話ですが、
私は起業するとき、登記にまつわる一切の業務を
専門家にお願いしました。
だって、一生のうちに5つも6つも会社を興すなら
やり方を身に着けても損はありませんが、
たぶん一生に1回のことでしょう。
それより肝心なのは、会社を興した後の「経営」です。
メンタルヘルス対策/ハラスメント対策もおなじ。
ルール作りのために、あれこれセミナーに参加したり、
図書館で調べ物をしたり、パソコンに張り付いて情報収集したり
するのは、時間の無駄。
じゃあ、人事は何を頑張るのかって?
人事・労務部門では、「運用」を頑張ってください。
私でいえば、会社の経営ということです。
ルール作りが終わった時が、
メンタルヘルス対策/ハラスメント対策のスタート!
ここを間違えないでくださいね。
プラネットでは、人事の方々を
スタート地点までお連れする「助走の支援」を
しているようなものだと思います。
現場で起こったことに、基本のルールを適用し、
その結果を見ながら、少しずつ修正して
自分たちのものにしていくのが、
人事の皆さんの、本来の仕事です。
意地悪を言うわけではないけど、
人事の皆さんが、ほかの仕事も抱えながら
苦労して一から作ったルールが、最新の情報に基づく
「企業防衛の視点に立った」隙のないものだとは限りません。
だって、人事の皆さんは、そこのプロではないから。
他の仕事だって、たくさんあることでしょう。
私は、これを専門に10年間やってきたプロです。
いっぱい色んなことを知ってて当然です。
仕事の流れの全体像を見て、
どのフェイズに専門家を使い、
どのフェイズは自分たちで行うのかを決めるのは、
大変重要なことです。
私も、常にそれを考えて、自分の仕事を進めています。
効率重視!