「相談件数9年連続100万件超」
「いじめ・嫌がらせが5年連続トップ」
毎年見てる方は、
ああ、またそれね~、という感じでしょうか。
毎年、毎年、いじめ・嫌がらせの相談は
過去最高件数を更新中。。。
私は、この数字は、あと10年くらい
増え続けると考えています。
企業が「働き方改革」と「ダイバーシティ経営」を
頑張れば頑張るほど、ハラスメントは減らないかも。
そう、「働き方改革」と「ダイバーシティ経営」は
素晴らしいことなのですが、
実は、日本人がもっとも苦手な事。。。でもあります。
だって、戦後を引っ張ってきた「昭和の漢(オトコ)たち」に
鍛え上げらえた「昭和の義勇軍」(→現在の大企業幹部など)が、
今の日本を作り上げたんですよ。
働けば働くほど、いい!
永く勤めれば勤めるほど、認められる!
男は稼いで、女は家を守る!
制約のある人は、活躍できない!
と言われて育ったのに、
いま、180度の転換を迫られてるわけです。
早めに仕事を終わらせて、私生活も充実!
人材の流動化を奨励!
女も、どんどん出世できます!
制約がある人も、共に働こう!
頭じゃ理解するけど、
どうにも心がついてかない・・・
このメルマガの読者の年齢層は
比較的高めなので、うんうん、と
頷いているかたも、少なくないかも。
私の周りには、正直そんな人だらけです。
でも、表立って口に出すわけにもいかないし、
だいたい、変化しなけりゃ日本そのものが危ない・・・
というわけで、なんか納得いかない気分でいれば
家庭内でも、社内でも、
ギクシャクするのは当たり前です。
若い人たちは、大丈夫なんですけど
上に立つ人たちが、そういう心理状態だと、
あまり、よい影響はないでしょう。
それに、ダイバーシティというのは、
いままで、一緒に働いた経験がない人たち
(女性、障がい者、シニア、外国人、性的マイノリティ等)と
ともに机を並べる・・・
あ、リモートワーク推進で
もう机もないんだっけ。。。
ということは・・・
何が必要でしょうか。
そうです!
違う文化の人たちが一緒に暮らすには、
ルールが必要。
ですから、当社のハラスメント対策は
けっこう細かいルールを作るんですが、
いままでの「わかってんだろ、こんくらい」式の
マネジメントが、いかに通用しないかを
痛感してるのは、管理職以上の世代だと思います。