私は、定期的にメンターとお茶してるんですが、
その際、「部下のモチベーションをコントロールするには、
どうしたらいいと思う?」と問われました。
私が、あれこれ考えていると、
「あなたがサラリーマン時代、一番やる気が出たのはどんな時?」
とまた聞かれました。
「上司に、よくやった!とほめられた時!自分のプランが採用された時!」
と答えます。
「そうでしょう。それと同じことを部下にすればいいんだよ。」
それから、
「あなたが、一番やる気を失ったのは、どんな時?」と聞かれ
「上司に提案をスルーされたとき。無視されたとき。」
「そうでしょう。それをやれば、部下のモチベーションを簡単に
下げることができるんだよ。」といわれました。
彼は大手ゼネコンの取締役を経て、
今では、1,000名近い管理職を育成している方。
研修の場では、必ず私にしたのと同じ質問をするんだそうです。
その答えは、皆さんほとんど同じ、とのこと。
「自分がされて嬉しかったことを部下にして、
されて嫌だったことを、部下にしなさんな」と指導なさっているそうです。
もしあなたに部下や後輩がいるならば、
「自分が部下だった」時代を思い出して、
部下への励まし、称賛を口にしてみましょう。
自分は、部下のことを無視してない、ほめています、
という人で、部下のモチベーションが上がってない、と感じるならば、
相手に、そう伝わってない、ということでしょう。
「伝える」と「伝わる」は違う。