予想通りというか、
残念ながらというか、
今年もやっぱり「いじめ」がトップ。
なんと6年連続だそうです。
こういう統計を、バカにしないほうがいいですよ。
膨大なサンプル数を持つ厚労省の統計は
相似形が自社の実態である、と捉えても
間違っていないと思います。
正常化バイアスを働かせて
「まあ、うちは大きな問題には、ならないはず。」
なんて考えないほうがいいです。
大きな問題になる前に、ルールを作り
全従業員に対して、啓発活動を行うのが
正しい安全配慮の表し方です。
さて、こんなにいじめ・嫌がらせの相談が増えたのは、
個性や多様性を認める社会になり、
いろいろな価値観を持つ人が、
ひとつの職場にいるようになったことに加え、
労働者の権利意識も向上したことが
ハラスメント増加の一つの原因と思われます。
当然のことながら、
個性や、多様性は悪い事ではありません。
私は、個人の変化に、企業が追い付いてない気がします。
個人は、それぞれスマホを活用し、
思い思いの趣味嗜好の中で、暮らしています。
それに対して企業は、昔の制度のまま・・・
そんなこと、ありませんか?御社では。
具体的には、社内の色々な制度変更や
意識付けを、もっともっとドラスティックに
行っていかなければ、
いつまでたっても「ハラスメント」
(行為者側はいじめるつもりがなくても、
そう感じる人が多い行為)は
減らない、つまり件数自体は減らないと思います。
いかがでしょうか。