我慢強くて頑張り屋さんは、要注意と言われておりますが、それは従来型のウツですね。皆さんは、それを読みながら、『おいおい、違うんだよ。今会社で困ってるのは、それと正反対!自己中心的で、わがままで、うつ病をファッションのように自慢し、堂々と診断書を振りかざしている従業員なんだ!』と
つぶやいたのではないでしょうか・・・?
そう、最近とみに増加している『新型ウツ』医学的には、従来型が、メランコリー親和型、上記のような、一件わがまま病のように見えるのは、ディスティミア親和型と呼ぶそうです。ちゃんと名前が付いてる、ってことは、やはり病気なんですね。
さてこれは、どんな病気か。表にして対応させると、これがまた、
きれいに、従来型(メランコリー親和型)と対比されます。
以下、左がメランコリー、右がディスティミア
人に気を使う 自分がかわいい
自分はダメと思う 自分は能力が高いと思う
ウツは恥ずかしい ウツ自慢する
秩序を愛する ルールを軽視
思いつめた自殺 軽々しく自傷する
中高年にも多い 若者に多い
会社が大事 自分が大事
休職は申し訳ない 休職は権利
自分が悪い 会社・他人が悪い
上記のようにキッチリ二分することはできないとしても、まあ、従来にはなかったような、一見するとわがまま病としか映らないような若者への対応に苦慮する人事部の方が多いと思います。これにどう対応するか・・・。次回のコラムをお楽しみに。