労使のイーブンな関係を、再確認した取り組みでした。
代表取締役常務取締役 西村統行様(左)、経営戦略室 マネージャー 大久保勝重様(中左)、経営戦略室長 藤家美奈子様(中右)、峯田有規子様(右) (文中敬称略)
創立年 | 2000年 |
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拠点 | 国内2か所 |
事業内容 | 人材業(東京電力100%出資企業) |
従業員数 | 200名 |
まずは、プラネットとの出会いからお聞かせ願えますか
西村:私のごく親しい経営者からの紹介です。ちょっと社内のメンタルヘルス対策その他で悩んでいる、と話すと、じゃ、いい人がいるよ!と根岸さんを紹介してもらいました。さっそく会ってみると、今までにないタイプのコンサルタントで、特に、「企業防衛の視点に立ったメンタルヘルス対策」を標榜しているところが、気に入ったのです。
それまで、メンタルヘルス対策とは、企業にとって何なのか、本当に必要なのか、という疑問を抱えている面もありましたので、それを聞いてスッキリした気分でした。
藤家:私は、プラネット主催のセミナーに足を運んでみたのですが、少人数でアットホームな雰囲気の中、たくさんの導入事例、他社事例に触れることができ、これならわが社のこともお任せできるかな、という気持になりました。
それまで、御社には、どのような課題があったのですか?
藤家:当社には、健康管理やメンタル対策に関するルールが不足していました。特に、休職~復職にかけての一連の流れに関する具体的な規程などがなく、何かあった場合に、素早く適切な行動がとれない可能性がある、と感じておりました。
大久保:ここ数年、徐々にハラスメントに関する相談などが増えてきたことも気になっておりました。不調者が出れば職場に活気が無くなり、人事部門での対応も大変です。
藤家:不調者とどう接したらいいのかもわからず、会社としての方針を明確に定めたいと考えておりました。
藤家:せっかく採用した人材が、社内のトラブルや体調不良で辞める可能性がある、というのは、企業としても損失ですので、未然防止策を取っていきたい、と感じておりました。
プラネットにコンサルティングを依頼しようと思った決め手は何でしたか?
西村:当社にとっては喫緊の課題であったっため、解決を急いでいました。社内でも、時間を労力をかければ出来ないことではなかったでしょうけれど、それよりも、豊富な事例をひな形などをもっているプロにお願いしたほうが、正確で早いと判断したためです。
藤家:私はやはり、先ほど申し上げたセミナーでの、プラネットに対する印象が、決め手となりましたね。セミナー後の質疑応答でも、一社一社に誠実に対応する姿を見て、安心感を感じたのです。
価格を提示されたときの印象は、どうでしたか?
藤家:最初は、あまり価格に関してどうこう思わなかったのですが、終わってみると、安かった!と感じましたね。
規程類の見直しは、どのようにして進められたのですか?
大久保:コンサルティングは、すべて私が受けたのですが、根岸さんから豊富なひな形提供がありまして、それを当社の既存の規則、規程などに照らして修正していく作業がほとんどでした。また、ルールを実際運用するとなると、様々な帳票類も必要です。そのひな形もいただき、とても助かりました。
コンサルティングは、大久保さま、峯田さまの2名で受けられたのでしたね。
大久保:そうです。月に1度、プラネットに訪問して根岸さんとミーティングする形です。社外の会議室で色々話をすると、気持ちも活性化され、よいアイデアなどが出るような気がします。私にとっては規程作りなどは得意分野ですから、楽しく進めることが出来ました。
峯田:私は、まったく素人の立場から参加したので、最初はついて行くのが大変な気もしましたが、宿題が明確に出されるので、安心して作業することができました。当社に合わせたテンポとスピード感で、助かりました。
苦労した点、難しかった点などありましたか?
大久保:メンタルヘルス対策のほかに、ハラスメントの規程類なども作ったのですが、相談受付フローのところで、ちょっと苦労しました。相談には様々な種類があるのですが、その一つ一つに、滞りなく応えられるようにフロー図などを整えるのですが、複雑になりすぎてしまったり、既存の当社の組織との整合性を考えなくてはいけなかったりで、ちょっと時間をとりました。
峯田:出来あがった規程と、当社の従来からある諸規則、規程とのすり合わせが、少し大変だったと感じました。
ハラスメント防止・対策に関して、もう少しお聞かせ願えますか。
大久保:規程作りだけかと思っていたら、相談受付フローが何よりも大切と聞かされ、なるほど、と。これも、ある程度ひな形があるのですが、当社が参考にしたのは大学のものだったので、企業向けにアレンジしながらまとめました。
藤家:今までは、一人の不調者に対して、その都度対応をしていたのですが、今回のコンサルティングで、ルール整備+予防策という全体像を俯瞰することができ、本当によかったと思っています。
峯田:明確にルール化されると、社員にも説明しやすくなります。
コンサルティングを受けたご感想を、お聞かせください。
西村:今回、メンタルやハラスメントに関してルールが明確化されることは、企業にとっても、従業員にとってもよいと思っています。私は、基本的に、企業と従業員は対等だと考えています。しかしそこには、やはりルールというものが必要なのです。また、私は、ルール作りのプロセスそのものに、意義を感じますね。
今後の展開をお聞かせください
藤家:大久保、峯田に講師を担当してもらい、社員への周知、啓発を行っていくつもりです。それをきっかけに、社員が「わが社の安心・安全とは?」というテーマに興味を持ってくれることを望んでいます。
西村:個人と企業のベストバランスを模索しながら、風通しの良い職場を作っていきたいと考えています。
最後になりますが、まだプラネットを知らない企業の担当者の皆さまに、推薦の言葉をお願いします!
大久保:明るく楽しい雰囲気のコンサルタントです。ぜひお薦めしますよ。ルール作りに困っている企業は、ぜひ一度相談してみたらいかがでしょうか。終わってみたら、きっと「いいものができた!」という満足感があるはずです。